八代「妙見祭」ユネスコ無形遺産登録決定!熊本県に世界の宝がまた一つ

写真提供:八代妙見祭保存振興会/平成27年フォトコンテスト入賞「こっちこっち」

写真提供:八代妙見祭保存振興会/平成27年フォトコンテスト入賞「こっちこっち」

こんにちは。
田舎大好きっ子ニュースカイ広報 村上です。
あまりにも田舎が好きすぎて、先日フェリーチェの田中と一緒に八代で育まれている晩白柚を目指してミカン山まで行ってしまいました。

まあ、その話はまた改めて…

「八代妙見祭の神幸行事」ユネスコ無形遺産登録決定

いやあ、熱いニュースですね!

八代妙見祭がユネスコ無形遺産登録されました!

今年の春あたりから「妙見祭が今年の秋にはユネスコ登録されるはずなんだよ」という話は聞いていたものの…いつ?いつ?と心待ちにしておりました。

写真提供:八代妙見祭保存振興会/平成27年フォトコンテストグランプリ「伝統を受け継ぐ」

写真提供:八代妙見祭保存振興会/平成27年フォトコンテストグランプリ「伝統を受け継ぐ」

熊本にまた一つ、世界の宝が増えました!

八代妙見祭とは

9月の福岡筥崎宮放生会、10月の長崎諏訪神社おくんち、そして11月の八代妙見祭…九州三大祭りのひとつです。

神幸とは

お神輿などでご神体がいろんなところを渡り歩くのが神幸。

妙見祭では毎年11月22日の午前0時に八代神社で御神体を神輿に移す「御神霊遷し(みたまうつし)」が行われ、その日の午後から八代神社でいろいろな祭事があり、その夕方、塩屋八幡宮へ向けて出発。これが「御神幸式お下り」です。

23日には朝から塩屋八幡宮で祭事を行い、八代神社へ「御神幸式お上り」で戻ります。

この「八代妙見祭の神幸行事」は中世・相良時代の神幸行列に由来するといわれています。

神幸行列は「獅子」から始まり、「花奴」「木馬」「鉄砲」…と続き、ご神体の神輿は24番目。

写真提供:八代妙見祭保存振興会/平成27年フォトコンテストグランプリ「いざ、勝負」

写真提供:八代妙見祭保存振興会/平成27年フォトコンテスト獅子部門賞「いざ、勝負」

妙見祭と言えば…のシンボルでもある「亀蛇(きだ)」は39番目。

写真提供:八代妙見祭保存振興会/平成27年フォトコンテスト亀蛇部門賞「亀蛇参上」

写真提供:八代妙見祭保存振興会/平成27年フォトコンテスト亀蛇部門賞「亀蛇参上」

八代ではガメの愛称で知られているこの「亀蛇」は、亀と蛇が合体した想像上の動物。

その昔、妙見の神様がはるか中国からこの亀蛇に乗って海を渡られ、現在の竹原神社あたりの「竹原の津」に上陸されたという伝説にちなんでいるそうです。

そして殿を務めるのが、飾り馬の行列です。

とても迫力のあるお祭り!

ユネスコ無形遺産登録、本当にうれしいですね。

世界に誇るものが、熊本にまたひとつ、増えました。

八代といえば「晩白柚」

さて、八代といえばやっぱり「晩白柚」が有名ですよね。

「晩白柚」

じつはこれ「ばんぺいゆ」と読みます。

その果実は子どもの頭ほどもの大きい柑橘です。

2005年には、直径26センチメートル、重さ4858グラムの晩白柚がギネスブックに認証されたそうですよ!

ばんぺいゆ

画像:熊本県 週刊メールマガジン「きになる!くまもと」関連情報サイトより

冬至の日には「ゆず湯」につかるのが慣例ですが、八代にある「日奈久温泉」ではなんと「晩白柚風呂」が登場するんですよ。

日奈久温泉「不知火ホテル」の晩白柚風呂

日奈久温泉「不知火ホテル」の晩白柚風呂

妙見祭がユネスコ無形遺産認定されたことですし、フェリーチェではこの冬「八代」にスポットを当て、晩白柚を使って面白いことをしようかな~と、たくらんでいます。

とりあえずその作戦の皮きりに、「収穫感謝祭」へ行ってきます!

ミカン山の様子、楽しみにしていてくださいね。

晩白柚の樹のオーナー制度

八代では「八代旅館組合」「日奈久温泉旅館組合」が、晩白柚オーナー制度というおもしろい取り組みをしています。

八代特産・世界最大の柑橘類「晩白柚」の樹のオーナーとして晩白柚の実を育ててみませんか?というもの。

収穫した果実はオーナーのもの。

季節ごとには楽しい交流イベントもあります。

  • 5月:ご自分の樹の抽選会および受粉体験
  • 7月:摘果と袋かけ体験
  • 12月:前夜祭+収穫祭

オーナーになると、旅館組合の宿泊特別割引、日奈久温泉入浴券、収穫前夜祭にはお楽しみもあるとか。

ちなみに今年の収穫祭は12月18日(日)だそうです。

 

今、八代がアツい!

写真提供:八代妙見祭保存振興会/平成27年フォトコンテスト亀蛇部門賞「亀蛇参上」

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