こんにちは。
なんちゃって近代文学大好きっ子ニュースカイ広報 村上です。
熊本には文学の舞台となる雄大な自然もあれば、縁の深い作家たちも数多く存在します。
そんな中でもやはり特筆すべきは夏目漱石先生ですね!
11/3(祝・木)文化の日に、なにやら夏目漱石先生にまつわるおもしろいイベントが熊本であるそうですよ。
夏目漱石にとって熊本とは人生の節目をいくつも迎えた場所
夏目漱石先生は、明治29年に旧制第五高等学校(現・熊本大学)に赴任し、4年3カ月にわたって熊本で過ごしました。
4年3カ月というと、短い期間のように感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、なんとその間に、
結婚
そして
第一子(長女)の誕生
という大きなライフイベントを経ているんですよ。
漱石先生にとって、熊本は、かなりインパクトの強い土地にちがいありません。
なお、この熊本での生活・経験・記憶がのちに『草枕』『二百十日』という作品に結実しています。
2016年は夏目漱石来熊120周年
夏目漱石は1867年生まれ、1916年没。
本年は漱石先生没後100年という年に当たります。
そして、来年は生誕150年となります。
そして明治29年来熊の旨は、先ほども軽く触れましたが、元号ではわかりにくいですよね。
明治29年とは、西暦1896年です。
1896年に、漱石先生は熊本へやってきたのです。
2016年-1896年=120年
そう!!
熊本にとって本年は、夏目漱石先生がやってきて120周年という節目の年なのです。
熊本地震発生により、いろんなイベントが中止される中…忘れちゃいけない、この節目!!
今年は漱石先生来熊120周年、
明年は生誕150周年!!
そんな漱石先生、じつはスイーツ男子
っていうか、スイーツ男子というにはあまりにも髭が渋すぎるので、
スイーツ文豪
とでも呼ばせていただきたいと思います。
近代日本文学の代表的文豪のひとりでもある夏目漱石先生。
じつは、文豪の中でも特に甘党として知られており…その好きっぷりはハンパない!
甘いものが原因で体調を崩しても、甘いものを止められない!
妻が体を心配して羊羹を隠しても延々と探し続け、あまりの姿に娘がこっそり隠し場所を教えてしまったというエピソードがあるほど。
羊羹が大好き
漱石先生は、とにかく和スイーツが好きで、中でも羊羹が大好きだったそうです。
どのくらい好きかって、大人げなく子供から奪って食べるほどに羊羹は大好きだったらしいです。
アイスクリームが大好き
羊羹のほか、おしるこ、駄菓子などの和スイーツが大好きな漱石先生ですが、なんとアイスクリームもこよなく愛した模様。
どのくらい好きかって、当時ではまだまだ希少なアイスクリームの業務用製造機を自宅に置いてしまうほどに愛していたそうです。
[11/3(祝・木)開催]わが輩復興漱石アイス総選挙!!
今から120年前、夏目漱石は初めて熊本へやってきました。
その時初めて降り立ったのは上熊本駅(旧池田駅)。
文化の日である11/3(祝・木)、上熊本駅東口前広場で数種類のアイスクリームをみんなで試食し、投票し、「漱石アイス」を選出する美味しいイベントがあるそうですよ!
食べて!遊ぼう!漱石愛す!わが輩復興漱石アイス総選挙

日時 2016年11月3日(祝・木) 11:00~17:00
会場 JR上熊本駅東口前広場
主催者/上熊本商栄会 お問い合わせ/事務局 096-354-7609
詳しくチラシを見るならこちらをDL≫漱石アイス総選挙.pdf
和テイストアイスクリームを試食して投票!
主催者である上熊本商栄会の平野さんにお尋ねしたところ、
漱石が羊羹好きだったのにちなんで、羊羹をアイスクリームにしました。
アイスクリームは、抹茶、芋、あずき、他・数種類を現在試作中。
当日はお越しの皆さまに試食していただき、一番美味しいと思ったアイスに投票してもらいます。
とのこと。
和スイーツ好きの乙女心・をのこ心をくすぐるラインナップですね。
ほかにもイベント目白押し
オープニングには必由館高校書道部による
大迫力の書道の書き下ろしが行われるほか、
宿泊券やわが輩通り店舗の商品券等が当たるガラポン抽選会、
わが輩グルメ屋台&縁日などがあるそうですよ。
また「わが輩通りスペシャルライブ」として
女子小学生で結成した熊本応援バンドBook Bear演奏による
地域と共同制作したオリジナル「漱石ソング」の発表もあるそうですよ!
この4月、熊本は思わぬ地震に見舞われましたが、にもかかわらず復興に向けて頑張る姿を見て、漱石先生は何を思うでしょうか。
120年経つと、熊本ではこんなに美味しいアイスクリームが食べられるのか!と驚かれるでしょうか。
夏目漱石来熊120周年!
これは楽しみな、イベントです。