熊本で美味しいディナーとハワイアンを楽しむ夜

ハワイアンイメージ

こんにちは。
表現の手段とは幅広いものだと知るニュースカイ広報 村上です。

私は思いを言葉に託すのは苦手でなく、文章を手軽につづるのですが、言葉って万能でもないんですよね。
最近は相手が使う言葉と同時に、非言語による表現をとらえたいと、相手を観察することを試みています。

古来より世の中には、「踊る」という、全身を使って“表現”する人々がいて、それが文化として今に続くんですね。

クムズ with ハラウ・イ・カ・ヴェーキウ 来熊

“フラ”は日本でもその名が知られる有名なハワイのダンスですが、掘り下げた情報となると、ハワイの言葉が並ぶこともあり、愛好家以外の方にはなかなか馴染みのないワードが多いのではないでしょうか。

私自身もフラに対する造詣がなく、フラを習っていた方にお話を聞きながら記事を書いています。

未知のものとの出会いは、本当に勉強になります。

さて、11/25(金)夜、ANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイでは、クムズ with ハラウ・イ・カ・ヴェーキウ ディナーショーという素敵なハワイアンナイトを楽しむことができますよ。

カヒコ

【クムズ with ハラウ・イ・カ・ヴェーキウ】とは

フラコンペティションの最高峰「メリーモナークフェスティバル」の常連ハラウであり、優勝経験もあるハラウ・イ・カ・ヴェーキウ。

フラ愛好家にとっては、憧れの存在で、日本にやってくるなんて感激!というくらいにハイレベルなフラを披露するハラウです。

「ハラウ」とは

「ハラウ」とは「フラのダンスチーム」と言いかえると、なんとなく伝わりますでしょうか。

イ・カ・ヴェーキウ、というのがその名前。

チーム イ・カ・ヴェーキウ、という感じかなあと理解しています。

クムズが率いるチーム イ・カ・ヴェーキウ。

「クムズ」とは

その前に「クム」についてのご説明を。

「クム」には、先生や師匠という意味があり、「クムフラ」というとフラの先生、フラの師匠を意味します。

今回イ・カ・ヴェーキウというハラウを率いるのはクム Karl Veto Baker とクム Michael Lanakila Casupang という二人のクムフラ。

KUmZ

KUmZ

彼らはアンティマイキ、ロバートカジメロの流れを汲む現代フラ界の今を牽引するクムフラとして有名です。

また二人は“KUmZ(クムズ)”という名前でミュージシャンとしても活躍しており彼らの歌声は、多くの人を魅了しています。

つまり、ここでの「クムズ」とはKarl Veto Baker と Michael Lanakila Casupangという二人のフラの先生のことであり、また同時に、彼ら二人のミュージシャンとしてのユニット名“KUmZ”を意味します。

【クムズ with ハラウ・イ・カ・ヴェーキウ】を噛み砕いて説明するとミュージシャン“KUmZ”であり、フラの先生であるKarl Veto BakerとMichael Lanakila Casupangの2人が率いるチーム イ・カ・ヴェーキウ と理解しました。

フラの発祥とその意味

皆様は本場の“フラ”をご覧になったこと、ありますか?

世界一美しい踊りといわれるハワイの伝統的で神聖な踊り。

太平洋の真ん中にある豊かな自然と明るい日差しに包まれた美しい島…その昔、ハワイ・ポリネシアには“文字”というものがありませんでした。

神々の伝説や先祖の話を、文字を持たないハワイの人々が踊りで表現し、伝えるコミュニケーションとした生まれたのが”フラ”だといわれています。

それぞれの手の動きが、虹や雨、花、風に揺れるヤシの木、波の動きなどを意味し、踊りそれ自体が一つの物語仕立てとなっています。

ハワイの人々は、このように歴史を記録し、後世に伝えたそうです。

フラは1番を2回、2番を2回…と、コーラスを2回繰り返すのが一般的なのですが、それは歌の内容がより相手に伝わり、理解を深めてもらうためなのだそうです。
言葉を持たないからこその、丁寧な伝承。

ハワイの人々が、大切なことを祈りにこめて踊った“フラ”…

「Hawai’i is hula and hula is Hawai’i」
フラとはハワイであり、ハワイとはフラだ

と言われるほど“フラ”はハワイに根差した文化といえるでしょう。

フラにも古典と現代がある

長いハワイの歴史の中には、フラや伝統文化を一切禁止された悲しい時代があるのですが、後に、「メリー・モナーク(陽気な王様)」とのニックネームで国民から愛されていたハワイ王国第7代君主ディビット・カラカウアによってハワイ固有の文化復興を成し遂げられました。

この時にクラシック音楽やピアノの影響を受けた「ハワイアン・ミュージック」と、その音楽に合わせて踊る「新しいフラダンス」が生まれたそうですよ。

古くから踊られていたフラが古典フラ「カヒコ」。
現代的な新しいフラを「アウアナ」と呼ぶそうです。

フラ・カヒコとは

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カヒコ(Kahiko)とはハワイ語で「古い」「古代の」という意味を持つ古典形式のフラ。

優雅にウクレレの音に合わせて両手をゆらゆらするような踊りではなく、宗教的で神聖な踊りで、神や自然への礼拝の意を込め、打楽器を打ちながら「メレ」が唱えられ、それに合わせてダンスをする様からは、厳粛で勇敢な印象を受けるかもしれません。

カヒコはかつて踊ることが許されていた人は限られ、修行や訓練を行った選ばた男性だけでした。

カネ

今では女性も踊ることができますが、神事などの神聖な儀式は、ハワイでもかつては男性が行うものだったようです。

神聖なカヒコでは化粧や余計な貴金属などを身につけることはタブーとされており、その楽器や歌詞などには、太古のハワイの文化や伝統を垣間見ることができます。

カヒコを踊ることは、ハワイの文化や歴史を表現して、次の世代へと継承していくことでもあります。
精神的な面からも、フラ・カヒコはフラを経験している上級者におすすめする踊りといわれているそうですよ。

フラ・アウアナとは

アウアナ

アウアナ(Auana)とはハワイ語で、古いものから「解き放たれた」、あるいは「新しいスタイルの」という意味があるそうです。

きれいな衣装を身にまといギターやウクレレなどを使ったハワイアンミュージックに合わせ優雅に踊ります。

一般的に私たちがフラと認識しているのは、このアウアナのイメージが強いのではないかな~と思います。

アウアナにはさまざまなレパートリーがあり、またガチガチに固めたルールはないため、今でも新作の踊りが創り続けられているそうですよ!

カネ

フラの文化が根付くハワイ。
アウアナにももちろん男性の踊り手がおり、「カネ」と呼ばれます。

カネによるフラの魅力はなんといってもその力強さ。

華やかで舞うように踊られる女性のフラとは対照的に、鍛え上げられた肉体から繰り出されるキレのある動きと逞しさが見所です。

アロハ ALOHA

ハワイでおなじみのあいさつ「アロハ!」

このあいさつには、
「こんにちは」「ごきげんよう」「いらっしゃいませ」「さようなら」「愛しています」
と相手にかけるあいさつのほか、いろんな意味が詰まっているようです。

  1. ふたつの意味に分ける

    ALO 御前に
    HA 神の贈り物
    直訳すると「神の贈り物が貴方の前にあります」、これは「お互いに神様の前にいるように純潔でいましょう」という意味になります。

  2. 一文字ずつ分ける

    A akahai アカハイ:思いやり、親切
    L lokahi ロカヒ:協調性
    O oluolu オルオル:喜び
    H ha’aha’a ハアハア:謙虚・素直な心
    A ahonui アホヌイ:忍耐

    「思いやりと素直な心をもって、他者に感謝し、慈悲と愛情を与え、幸福を分かちあう」という意味。

  3. 単語で分ける

    Alo 存在
    Ha 呼吸
    Oha 幸福
    A 生命

    「今呼吸をしている幸福」という意味。

 

「アロハ」という言葉だけで、こんなにもいろんな意味が詰まっている。

ハワイって、本当に神秘的。

そして、アロハにはポーズがあることをご存知ですか?
親指と小指を、立てるあのポーズです(見たことある方も多いかと…)。

それにも実は、2種類あり、それぞれに名前と意味があるそうです。

「ハングルース hung loose」
手のひらを表に親指と小指を立てるポーズ
→「やあ!」「じゃあね!」「楽に行こう!」といったニュアンス。

「シャカ shaka」
手の甲を相手に見せ親指と小指を立てるポーズ
→「元気?」「がんばろう」「大丈夫」「ドンマイ」といったニュアンス。

日本語で書くとカタカナ三文字の「アロハ」。
ハワイではとっても、奥が深いんですねえ。

世界一美しい踊り「フラ」と美食を楽しむ夜

世界一美しい踊りと言われるフラ。

フラコンペティションの最高峰「メリーモナークフェスティバル」の
常連ハラウであり、優勝経験もあるハラウ・イ・カ・ヴェーキウをKUmZが率いてANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイへやってきます!

クムズ with ハラウ・イ・カ・ヴェーキウディナーショー

2016年11/25(金)
受付 6:00p.m./ ディナー 7:00p.m. / ショー 8:20p.m.
料金 お一人様 ¥14,000[全席指定]
*お食事・お飲み物・消費税、サービス料込
会場 ANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイ 2F「ストリングス」

詳しい内容はホテルウェブサイトをチェック
http://anacpkumamotonewsky.com/new/article.php?id=245

今回のディナーショーは、カヒコ・アウアナ両方のフラが楽しめるほか、
本場のカネ(男性の踊り)の迫力を間近に感じることができる貴重な機会。

今回のラインナップに「Ka Nohona Pili Kai(カ ノホナ ピリ カイ)」があります。
これは日本の楽曲「涙そうそう」をモチーフに、ハワイ語の歌詞をつけた歌で、日本人が思わず親しみを感じてしまうハワイアンソングとも言えるかもしれません。
ハワイ語の歌詞もとてもあたたかく素敵な内容なので、事前にチェックしてお越しになると、感動がさらに増すかもしれません。

芸術の秋、ハワイの美しい文化に触れる夜など、いかがでしょうか?

KUmZ

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