大人になったら、いろいろありますよね。誰かにそっと優しくされたい夜もある…こんばんは、営業企画 村上です。
そんな夜、皆さまはどのように過ごしますか?
店主を慕う地元の人と、ひょんなことでお店を見つけて訪ねてくる県外の人との出会いが頻繁に生まれているディープな居酒屋が、ニュースカイの近くにひっそりとあります。
人情味あふれる店内で、店主をはじめ、いろんな人たちといろんな話をしていたら、自然と元気と笑顔が生まれてくる…そんなお店を本日はご紹介。
昼夜で二つの顔を持つお店「キャンドルハウス・源ZO-NE」
お昼は「キャンドルハウス」、夜はディープな居酒屋「源ZO-NE」。
昔ながらの町屋を活かして営業している「上村元三商店」は、昼夜で2つの顔を持っています。
お昼の顔「キャンドルハウス」
お昼は上村の奥様が営むキャンドル専門店「キャンドルハウス」。
2014年のメモリアルイベントのキャンドルアートでもご協力いただきました。
(この時は前身の「熊本全日空ホテル ニュースカイ」でした)
お店にはたくさんの可愛いキャンドルが並び、手作りキャンドル体験もできるんですよ。
キャンドルハウスさんについての詳しい情報はまた改めて…
本日メインでご紹介するのは夜の顔「源ZO-NE」
夜になるとここは、いなせに和服をまとった店主・元三さんが出迎える居酒屋?バー?になります。
とにかく、ディープなお店です・笑
熊本が大好きで、そして地元古町・五福小学校区が大好きな元三さん。
地域の方々とのつながりも強く、お店にはいろんな人が集います。
あ、どこかで見たことありますか!?
そうです。
先日、五福小学校で豚汁を振る舞っていたのが、この元三さんです。
(この時は洋服なので、和装に見慣れてると若干違和感・笑)
焼酎の一升瓶がずらりと並ぶカウンター席が人気
お酒を飲むのはもちろんですが、ここにいらっしゃるお客様は、店主元三さんやお店のスタッフと話すのを楽しみにしているような気がします。
いつもカウンターに誰かがいます。
目の前に並ぶ焼酎を見ながら…日本酒やワインもあります。
カウンターに座った人同士で仲良くなることも、よくある社交場です。
私もここで、いろんな人と仲良くなりました・笑
昔懐かしい椅子がある席
カウンターを振りかえると、グループでやってきても楽しめる席があります。
この席の椅子、なつかしいと思いませんか?
レトロな感じがたまらないお店です。
そしてレトロな雰囲気にある日大きなスクリーンが下りてきたりするんですよ。
ワールドカップやWBCなどの放送がある日は、スポーツバーになったりもします。自由なお店!
おつまみもお酒もいろいろ
焼酎ボトルがカウンターにずらりと並んでいますが、熊本の日本酒もあります。
冬は火鉢で作る焼き芋がたまらなくおいしい。
またこれも冬限定ですが、おでんは最高です。
老舗かつお節屋さん「松魚 村平」さんのお出汁に、「益雪かまぼこ店」さんの練り物に、老舗こんにゃく屋さん「鳥丸八十七商店」のこんにゃくなど、地元で愛されている八百屋「西川食品」さんの大根など、五福・古町グルメの集大成かもしれません。
ある日のお通しはポテトサラダ。
そして厚揚げ鉄板焼きをいただきました。
旅先で「その土地らしさを体験したい」という方には、このディープな居酒屋『源ZO-NE』、ぜひおすすめです!!
地震に負けなかった、奇跡の町屋
町屋とは、道路に面する手前が商店となっていて奥に住居がある、お店と住まいが一緒になった建物を言います。
間口が狭くて奥行き細長い、建物によっては通り土間や坪庭があったりもします。
ニュースカイやこの源ZO-NEなどがある「古町」地区は、加藤清正が作った町人の町で、たくさんの商人・職人が住んだ町。古町は熊本城ができた頃に生まれた歴史ある町です。
なので、この地域の建物はかなり長い年月を経て老朽化したところも多く、先の熊本地震では被害が大きかったところも数知れず…
そんな中で、源ZO-NEは、「応急危険度判定」で、緑(被災程度が小さく、使用可能な建築物と暫定的に判断)の紙が貼られるという…奇跡の町屋でした。
なので、地域の人たちはよくここに寄り合って、今後の復旧作業や炊き出しについての打ち合わせをしていらっしゃいました。
店主・元三さんは、この店を「ミラクル源ZO-NE」おっしゃっていました。
被災後、しばらくして人恋しくなった私をあたたかく出迎えてくれた源ZO-NEでは、この日も五福小学校区の皆さんが集まり、会議をされていました。
各々に差し入れなどを持ち寄ったりしながら…私もご相伴に与ってしまいました(感謝)
そして、そんな中、この日は色見本のWEBサイト制作者の方にお会いし、お名刺代わりに日本の伝統色のしおりをいただきました。
震災直後、熊本市内でもまだ営業再開しているホテルや飲食店が少ない時期、調査や工事、その他、震災復興のために他県から駆けつけてくださり、灯りに惹かれて源ZO-NEの扉を開け、ファンになってしまった方もたくさんいるとうかがっています。(その企業から熊本へやってくる人たちは、「源ZO-NEへ行く」ことが申し送り事項になっていたとか!)
地域に密着し、地元の方との強い絆があり、さらに新しい人との出会いに恵まれる源ZO-NE。
ディープな古町を、あなたもぜひ、体験してみませんか?