贅の極みを尽くした料理の背景に、たっぷりの愛情がありました

クラウンプラザホテル同士のTwitter上の会話って、どっちがどっちのホテルだかよくわからないなあ…そんなことを思いながら、やりとりをそっと眺めているニュースカイ広報 村上です。

先日ホテル24階でとあるパーティが行われたのですが、そこにはこのテリッテリな照り焼きだけでなく、ものすごく豪勢なお造りがならんでおり…

「贅を尽くす」とはこういうことを指すのでしょうか…ゴクリ

「贅を尽くす」とはこういうことを指すのでしょうか…ゴクリ

このビジュアルにやられた私は、たまらず24階スカイテラスの裏にあるキッチンへ潜入しました。

日本料理 小山 大介シェフ

高温の油に素手で挑む小山シェフ

高温の油に素手で挑む小山シェフ

小山シェフは、宴会の日本料理厨房で二番手を務めるベテラン料理人。

戸澤調理長の右腕として、ご宴席での日本料理を作るのに、厨房をまとめ指揮をとっています。

ニュースカイ夏の風物詩「スカイビアリゾート」での和食メニューも、小山シェフが考えているんですよ。

実はニュースカイでは彩りあざやかな懐石弁当のご用命もいただいているのですが、そのお弁当も小山シェフの厨房が手掛けています。

懐石弁当「華」

懐石弁当「華」

そろそろ梅がほころぶ季節…梅の次は桜…

今年のお花見にはニュースカイのお弁当…なんてのもいいかもしれませんね。

5個以上ご注文いただくと、熊本市内であれば無料で宅配させていただくサービスもいたしております…って、うっかり宣伝してしまいました。はい。

閑話休題。

じつは、野球が好きな小山シェフ。仕事の時は真剣そのものです。

普段はひろ~~~~~いひろ~~~~~~~い厨房で料理をしているのですが、この日は24階の裏にあるキッチンで、和洋中それぞれの料理人たちがひしめきあいながら、みんなで仕事をしていました。

日本料理の皆さんは、天ぷらを揚げていました。

天ぷらを作るのも、役割分担しながら

天ぷらを作るのも、役割分担しながら

やはり、あたたかいお料理はあたたかいうちにお召し上がりいただくのが、一番美味しい。

パーティ会場にはもうすでに人が集まってきているので、スピード勝負です。

衣がサクサクのうちにお召し上がりいただけるように、揚げたてをすぐお皿に並べます。

日本料理 荒牧 千代

天ぷらを盛りつけるのも真剣です

天ぷらを盛りつけるのも真剣です

さて、揚がった天ぷらを皿に盛っているのは、日本料理の荒牧 千代さん。

荒牧さんはいつもニコニコしており、とっても可愛らしい。とっても素直。

戸澤調理長にとってはもう娘同然。うっかりご自分のお嬢さまの名前で呼びかけることもあるそうですよ。(お嬢さまに「千代!」と呼ぶこともあるとか?)

小山シェフも「千代とはもう、家族よりも付き合いが長いからなあ」と目を細めながら語っていました。

ですが、ニュースカイ歴も長い荒牧さんは、若手料理人たちにとっては頼れる姉御な一面も持っています。

先生と弟子?兄と妹?やっぱり仲間!

以前、荒牧さんに「小山シェフってどんな存在?やっぱり、お兄ちゃんって感じ?」と尋ねたところ「うーーーーーーーーーーーん…先生?かなあ。うん、先生です」と答えていたのですが…

揚げたての天ぷらをひたすら盛りつける荒牧さん

盛りつけにもバランスが必要

手がかわいいなあ

手がかわいいなあ

なるほどたしかに「先生のような存在」だなあ、と思うシーンに出くわしました。

小山シェフの指導

小山シェフの指導

その場でしっかり教えます

その場でしっかり教えます

さっきまで具材に衣をつけて油に投じていた小山シェフ、鍋ばかり見ているのではなく、ちゃんと盛りつけがどう進んでいるかも気にかけながら調理していたんですね。

揚がった天ぷらを荒牧さんの元へ運ぶ小山シェフ

揚がった天ぷらを荒牧さんの元へ運ぶ小山シェフ

揚げたて美味しそう…

しっかりと育てられています!

現場できっちり仕事を進めながら、後輩のことも気にかけ、ポイントポイントできちんと教え育てていく小山シェフ。

男社会である料理人の世界で、荒牧さんが長く勤め続けていられるのは、普段から小山シェフが荒牧さんを一人前に育て上げようと心を砕いているからなのだろうなあと感じました。

さて、荒牧さんにとっては「先生」のような存在の小山シェフ。

では、小山シェフにとっての荒牧さんはどんな存在なのかというと…お年頃の荒牧さんにはぜひ幸せな結婚をしてほしいという思いもありながら、「結婚しても仕事は続けてほしい」という本音が。

「日本料理の厨房にとって、荒牧さんは戦力として欠かせない存在」だと、小山シェフは語っていました。

贅を尽くした料理の背景には、このようにたっぷりの愛情が先輩から後輩に注がれているんですね。美味しいはずです。

実は、高森町出身。

さて、3/8(水)に催される日本料理 光琳の賞味会イベント

高森の食材をふんだんに盛り込んだ料理イメージ

高森の食材をふんだんに盛り込んだ料理イメージ

◆DATA 
日本料理 光琳 賞味会【高森の大地を味わう宴】
[開催日時]2017.3/8(水)
      受付 6:30 p.m./開宴 7:00 p.m.

[会場] ANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイ
     25F ブランミュール

[料金] お1人様 ¥10,000 (お料理・お飲み物・税金・サービス料込) 
     *各種割引・優待の対象外

[定員] 60名様<ご予約制>

【特別協賛】
     高森町/高森町観光協会/山村酒造合名会社
【ご予約・お問い合わせ】
     日本料理 光琳 096-354-2638

レストランのイベントではあるのですが、この日のお料理は戸澤調理長の指揮の下、小山シェフ率いる日本料理の厨房メンバーが手掛けます(大人数の料理を一気に作る)。

じつは本日ブログでご紹介した荒牧さんは高森町の出身。

自分の故郷をテーマにした賞味会、この日の料理を作れること、ものすごーーーーく喜んでいました。気合い十分入ってます!

高森が生んだ女性料理人が作る、高森の食材をふんだんに盛り込んで戸澤調理長が考案する特別懐石料理。

この日は特別なお酒も味わえます。

ぜひぜひ皆さま、おいでくださいね☆ご予約、お待ちしております。

おまけ

フランべ!

フランべ!

バンケットホールの裏にあるキッチンでは、こんな近くで、西洋料理と日本料理が同時に料理を作ることもあるのです。

どうぞ、せっかくなので「炎が消えた後、ジュージュー焼かれる肉の音」も併せてお楽しみください。

その場でしっかり教えます

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